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石灰質肥料の役割について 【土壌酸性化の原因】

石灰質肥料の役割について 【土壌酸性化の原因】(2014年3月6日)

営業部の石川です。

 

前回に引き続き石灰質肥料について、今回は土壌酸性化の原因に関してです。

 

雨水が土壌中に侵入すると、土壌中に存在する二酸化炭素が溶け込みpHは一層低下し、微酸性の水が下方に移動すれば水の中に含まれている水素イオンによって

土壌コロイド表面に吸着していたカルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム等が流亡し代わりに水素イオンが土壌コロイドに吸着します。これに伴ってpHが低下し酸性化します。

雨の多い日本では、雨による塩基の逃亡が酸性化の原因の20~30%を占めているといわれています。

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土壌が酸性化する原因の2番目の理由として、生理的酸性肥料の施用があります。

生理的酸性肥料とは、化学的に中性ですが、作物に肥料成分が吸収された後、土壌に酸性の副成分が残る肥料のことです。

化学肥料の中の硫酸アンモニアや塩化アンモニアや塩化カリウム等、それ自体は中性であるが作物はその中の塩基即ちアンモニアを吸収して硫酸や塩酸が残り、その結果、土の酸性が強くなります。

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水・温度・養分などは土壌を通して作物に影響を与えていいますので、土壌診断を行い酸性土壌に対して、石灰質肥料を用いて作物の生育に必要なpHを維持する必要があります。

但し、作物により適正pHが異なるので、作物に応じて石灰施用量を加減が必要です。

 

偉そうに色々と書いてすみません。

実は農業未経験で土なんかまともにいじったこともありません。。

 

今年は弊社のお客様の圃場をお借りして弊社商品の試験を行う予定で、その際に経過観察も含め実際に農作業を体験させていただく予定です。(※非常にありがたいです)

今後は実際に土や作物、農機具等に触れ、農業に関する知識の幅を広げ少しでもお客様に近づき、石灰肥料と3要素肥料を絡めた提案ができるレベルまで上げていければと思っています。

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